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会社の種類や組織を理解するための用語…… 法律用語集

法人格否認,無限責任社員,有限責任社員,有限責任事業組合

質問9)「法人格否認の法理(ほうじんかくひにんのほうり)」について教えてください。

回答
基本的に、法人格とその所有者とは独立した存在としてとらえるものです。
しかし、それが形骸化していたり、濫用されていたりする場合には、法人格を否認し、法人とその所有者とを同一視することがあり、それを「法人格否認の法理」といいます。
この法理が適用されるのは、会社から債務の弁済を受けられない債権者が支配株主に対して弁済請求できるとする場合や、法的責任を逃れるために新会社を設立するなどといった場合。
法人格の形骸化や濫用を防ぐ目的のために適用されるものです。


質問10)「無限責任社員(むげんせきにんしゃいん)」と「有限責任社員(ゆうげんせきにんしゃいん)」の違いを教えてください。

回答
無限責任社員とは、会社がその財産で債務を弁済できない場合、債権者に対する全ての債務責任を負担する社員のことです。
有限責任社員とは、無限責任社員に対立する概念であり、会社に出資した限度内での責任を負担する社員のことです。
合名会社は無限責任社員のみで構成され、合資会社は無限責任社員と有限責任社員とで構成されます。
無限責任社員は有限責任社員と比べ、会社との関係がより深く、負うべき責任も大きくなるのが特徴となっています。


質問11)「有限責任事業組合(ゆうげんせきにんじぎょうくみあい)」とは何ですか?

回答
有限責任事業組合とは、経済産業省所管の「有限責任事業組合契約に関する法律」により、民法上の組合の特例として導入された事業組織体制度です。
この制度によって、組合員の有限責任や内部自治、構成員課税など、さまざまなメリットがあります。
また、株式会社のように株主総会などを設置する義務がないため、より柔軟な組織をつくることもできます。
有限責任事業組合は共同事業性を基本とし、重要な意思決定は原則として総組合員の同意によって決定することが求められます。

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