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悪い言葉は言い換える

The first legal-aid-services manual

弁護士

たとえ、話の内容としては、間違っていなくても、会話の中で悪い言葉を使用すると、そのこと自体で、人格的に問題があるように思われます。

 

日本の政治家のなかには、ざっくばらんな性格であることを強調したいがためか、乱暴な言葉や、悪い言葉を、あえて使うような方がいるようです。
しかし、弁護士は、そのようなレベルの低いことを真似するべきではありません。

 

たとえば、

 

「あー、相手の会社は、こんなカスみたいな書面を出すようでは、無能としか言いようがないですね」
というような表現は、

「あー、相手の会社は、こんなレベルの低い書面を出すようでは、能力的に劣りますね」
と、言い換えましょう。

 

なるべく、中立的、客観的な表現をこころがけましょう。

 

また、勝訴する見込みのない裁判の相談をされたら
「こんな負けるに決まってる裁判なんかできませんよ。アホみたいですやんか」
という表現は、内容としては間違っていなくても、そのように言われると相談者としては傷つきますので、
「この裁判は、勝訴の可能性は非常に低いです。お考え直しになった方がよいです」
と言い換えれば、相談者も「まあ、そうですよね」と納得するものです。

 

ただ、ここで、もし、
「勝訴の可能性が低いということは、勝訴の可能性がないことはないんですか?」
と、食い下がられた場合はどうしましょう?

 

裁判のことですから、たしかに、結果について「絶対」ということは断言しにくい部分もあります。

 

ただ、ほぼ確実に敗訴するケースであれば、余計な期待をさせないために、
「私としては、勝訴の可能性はゼロだと思います」
と言ってしまった方が親切だと思います。