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労働時間を理解するための用語 …… 法律用語集

法定内残業,三六協定,深夜労働,名ばかり管理職

質問6)「法定内残業(ほうていないざんぎょう)」とはどのような残業ですか。

回答
法定内残業とは、就業規則などに定める所定労働時間は超過するが法定労働時間を超過するものではない残業時間のことです。
所定労働時間を法定労働時間よりも短く設定した場合に発生するもので、法定労働時間を超過するものでない限り割増賃金を支払う必要はありません。


質問7)「三六協定(さぶろくきょうてい)」とは何の協定ですか。

回答
三六協定とは、従業員に残業や休日出勤を行わせるために必要な手続きです。
この協定は、該当事業所の労働者半数以上で構成される労働組合または労働者の代表と締結するものです。
これを所轄の労働基準監督署へ届け出ることではじめて効力を発揮します。
延長時間の限度は、一カ月に45時間。一年間に360時間ですが、例外的取り扱いがある場合もあります。
この協定があっても適用が及ばないケースとして、18歳未満の労働者である場合や妊産婦の労働者は認められません。
三六協定の名前は、労働基準法36条に規定があることから、この名前で呼ばれています。


質問8)「深夜労働(しんやろうどう)」とはどのような労働ですか。

回答
深夜労働とは、午後10時から午前5時までの時間における労働のことをいいます。
本来は急速をとるべき時間帯に就労させるということで、法令によりさまざまな規定があります。
24時間営業の店舗勤務や、工場勤務、道路の工事といった職業では深夜労働が発生します。


質問9)「名ばかり管理職(なばかりかんりしょく)」の説明をしてください。

回答
名ばかり管理職とは、管理職の立場にある従業員については残業や休日の規定から除外されるため、管理者としての権限は与えられていないのに残業代カットの目的で名前だけの管理職の肩書きが与えられた者のことをいいます。
当然、このような状態は許可されるものではなく取り締まられるべきものです。

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