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不公正または不正な取引を理解するための用語 …… 法律用語集

国際カルテル,官製談合防止法,事業者/事業者団体,事業者団体規制

質問18)「国際カルテル(こくさいかるてる)」とはどのようなカルテルですか?

回答
複数の国の企業が参加して行われるカルテルを「国際カルテル」といいます。国際カルテルは、市場分割や数量、価格などの制限について協定を結び、国際的なレベルで競争を制限する行為です。
企業活動の国際化にともない国際カルテルが問題となり、アメリカの司法省反トラスト局やEUの競争総局を中心にその摘発が増加しています。


質問19)「官製談合防止法(かんせいだんごうぼうしほう)」について教えてください。

回答
「官製談合防止法」とは、正式名称を「入札談合等関与行為の排除及び防止並びに職員による入札等の公正を害すべき行為の処罰に関する法律」といい、国や地方公共団体等の職員が入札談合に関与することを防止するために制定された法律です。
行政職員による業者への談合指示や受注者の指名、予定価格の漏えいなどといった入札の公正を害する行為を規制し、違反した場合の罰則などについて定めたものとなっています。


質問20)「事業者/事業者団体(じぎょうしゃ/じぎょうしゃだんだい)」とはどういうものですか?

回答
独占禁止法2条1項によると事業者とは「商業、工業、金融業その他の事業を行う者をいう」と定めています。
また、事業者団体とは1948年にtrade associationに相当する日本語として独占禁止法改正時に吸収された事業者団体法において制定されました。
事業者団体の目的は共通の利益を増進することとし、組合や協議会、協会等のような二つ以上の事業者の団体や連合体がこれにあたります。
業界団体や学術団体、宗教団体、社会事業団体は共通の利益の増進を目的に含まない場合、事業団体にあたらないとしています。


質問21)「事業者団体規制(じぎょうしゃだんたいきせい)」とは何ですか?

回答
事業者団体は事業者として共通の利益の増進をはかることを目的としていますが、独占禁止法のカルテルにあたる行為が行われることを禁止する規制があり、これを事業者団体規制と呼びます。
事業者同士が集まると情報を持ちよよって価格協定や生産量の調整等が行われ、経済活動の公正な競争に歯止めがかかり、市場に大きな影響を与えることがあります。
事業者団体はカルテルのような行為が行われやすく独占禁止法違反の温床となっていることもあり、事業者団体規制が定められているのです。

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